昭和初期にエビスヤから発売された試験管入り「 水群緑」「黒茶」「黒白」「白翠末」は、天然岩絵具として流通した希少品であり、現代の新岩(水群緑)とは全く性格が異なる骨董的価値を持つものです。藤田嗣治、【Paysage , Meudon】、希少な額装用画集より、厳選。〇天然・水群録(みずぐんろく)とは「水群緑(みずぐんろく)」は青緑系の岩絵具の伝統的な色名で、群緑のバリエーションの一つです。クロード・モネ、「The Customs Officers' Cabin at。天然岩絵具として昭和初期までは天然鉱物を粉砕して作られ、試験管やガラス瓶に小分けされて販売されていました。ベルナール・ビュッフェ「Tentes sur la plage」希少画集の額装画。〇天然・黒茶(こくちゃ)とは黒に近い深い茶系の岩絵具です。藤田嗣治、【Le Cafe du depart】、希少な額装用画集より、厳選。日本画で陰影や渋みを表現する際に用いられ、群青や緑青のような鮮やかさではなく、落ち着いた重厚感を出すための色です。ベルナール・ビュッフェ「Les Sables d'Olonne,le port」。昭和初期の「黒茶」は天然鉱物を粉砕したもので、鉄分を含む鉱石や褐色系の鉱物を原料とした可能性が高いです。横山大観、富士山・秋、限定200部、落款サイン入、新品額付。〇天然・黒白(こくびゃく)とは「黒白」は黒と白の中間的な色調を示す名称で、灰黒・鼠色に近いニュアンスを持ちます。荻須 高徳、フラン・ブールジョワ街、希少画集画、新品額付。日本画では陰影や地塗り、渋い背景表現に用いられることが多く、昭和初期の「黒白」は「黒茶」同様、天然鉱物を粉砕したものです。ベルナール・ビュッフェ「La Rochelle」希少画集の額装画。〇天然・白翠末(はくすいまつ)とは昭和初期にエビスヤが販売していた天然岩絵具の一つで、試験管入りシリーズの中でも淡緑系の希少色に属します。後藤純男、【塔の春】、希少な額装用画集より、新品額装付、状態良好。「白翠」は白みを帯びた翡翠(ひすい)色、つまり淡い緑青系の色調を指します。荻須 高徳、白い家、希少画集より、 新品高級額装付。〇ラベルの意味と価値について昭和初期、エビスヤは天然岩絵具を試験管に封入し、ラベルを貼って販売しました。ベルナール・ビュッフェ「Le manoir aux ombelles」。ラベルは白地に2重の赤枠の「エビスヤ」ラベルが付いているものは天然岩絵の具の真贋判定の重要な資料です。荻須高徳、【Rue Montante 上り坂】、希少な大判額装用画集より。天然試験管入りは骨董的価値があり、研究資料やコレクター品として高額で取引されることもあります。ベルナール・ビュッフェ「Le jeu au pistlet」希少画集の額装画。(AI調査資料から)写真と説明がすべてでございまして、十分にご検証いただきご購入をお待ちしております